農水省 7年産主食用 8月15日現在 前年比見込み おおむね順調に推移
米穀 2025年09月01日NEW
農水省は8月29日、令和7年産水稲の8月15日現在における10a当たり収量の前年比見込みを公表しました。それによると、主食用米の生産見込み(対前年56万トン増)に向け、順調に推移している。
10a当たり収量は、前年を「上回る」が1県(静岡)、「やや上回る」が12府県(山形、埼玉、神奈川、石川、山梨、三重、大阪、兵庫、高知、福岡、佐賀、鹿児島)、「前年並み」が29都道府県、「やや下回る」が4県(岩手、宮城、秋田、千葉)となっている。
7月以降の高温、渇水の影響による枯れ上がり等が一部地域で見られるものの、田植期(5月)以降、総じて多照で推移しており、8月15日現在における生産はおおむね良好な見込み。なお、8月15日以降も全国的に高温傾向が引き続くこと及び斑点米カメムシ類(イネカメムシを含む)の発生が多くなることが予想されており、品質等への影響に留意する必要がある。
「上回る」は対前年比106%以上
「やや上回る」は対前年比105%から102%
「前年並み」は対前年比101%から99%
「やや下回る」は対前年比98%から95%
「下回る」は対前年比94%以下