大阪のJA精米工場で大量のハトの糞―保健所が立ち入り調査
2022年05月26日
大阪府内の枚方市等の小中学校に学校給食用の米を納入している枚方市所在のJAの精米工場で、守口市教育委員会等の立ち入り調査を受けた際、工場内に鳩が入り込み、多くの糞が各所に落ちて羽が舞う中で作業が行われていたことで大きな問題になっています。
これは、5月17日に守口市立小学校の給食で生徒が食べた米飯にホチキスの針が入っており、同市教育委員会と保護者らが混入経路を調べるため、米の製造出荷元である当該精米工場に立ち入り調査を行った際に発覚したものです。
鳩の侵入について、JA側は当初「数日前に自動ドアが壊れて入ってきた」と説明したものの、その後、常に工場内に入っていたことを認め、ホームページで「衛生管理の認識の欠如があった」とコメントし、精米所内の鳩の駆除・消毒等の措置をとるまで、製品の製造及び出荷を中止し、学校給食だけでなくスーパーなど全ての出荷を停止しています。
また、枚方市をはじめとする四市の保健所は20日に立ち入り調査を行い、「調査結果をもとに今後の対処を判断する。」としています。
今回の事案については保健所(厚労省)が調査等を行っていますが、農水省でも大臣まで報告されております。