全農・全中 持続可能な米の生産に向けて本会に要請

本会事業 2022年09月01日

全農及び全中は8月30日、日米連に来訪し「持続可能な米の生産に向けて」の要請を行った。

内容については、営農持続可能な生産者の手取り確保につながる適正な価格形成について理解を求めた。

 これに対して日米連側は「生産者が離農し、生産ができなくなるのではないかと心配している米穀店が多くいる。理由は肥料などのコストが上がっても米の価格が上がらないからである。そういう意味では要請について理解できるが、一方で価格を上げてもその下をくぐる業者がいてなかなか難しい状況もある。また、2年産・3年産も在庫がある状況の中で4年産米の価格を上げるのは難しいという意見もある。最終的には消費者が理解してもらわないといけない。全中・全農が積極的に消費者にPRしてほしい。また、食料安全保障の観点からも備蓄やMA米の政策転換が必要ではないか」と述べるなど意見交換を行った。

また、全米販も本会に対して「コメ流通諸経費の高騰にご理解を(第2報)」を本会等に発出した。

それによると、運賃、電力費、包装容器代、人件費などの諸経費が他の食品と同じように高騰しているが、企業努力にも限界が来ている。厳しい環境にあることを理解していただきたいとしている。